【連載 第2回】 こどもの自立をたすける力
「おもちゃの力」の中身について、みていきましょう!
まずは、子どもの自立をたすける力・意欲を引き出す力についてです。
子どもは、「大人を小さくした生き物ではない」。
つまり、脳神経や体は存在していても脳神経や体を
どう刺激していくかによって、人間らしくなるかどうか
が決まってくる、とても流動的な生き物なのです。
放任では、人間らしい大人にならないし、過保護に
なってもよくないし、「子育ては大変!」と言われるはずですね。
そこで、おもちゃ遊びの楽しさを親子で共有すること
が、楽しい育児をする
ためにも必要になってくるのです。おもちゃ遊びの楽しさを知ったら、
育児ノイローゼの問題も少しは解決するのかもしれませんね。
あかちゃんも4ヶ月にはいると、物の動きをよくみてくれます。
あかちゃんもできることは何かしたいのです。
モビールをつるして
ゆるやかな動きを見せてあげたり、やさしい音色を聞かせてあげたり、
子守唄やわらべ歌をやさしく歌ってあげたりしましょう!
自分の指を口に入れるようになったら、はがためやおしゃぶり
を持たせてあげましょう!自らかかわろうとする力を引き出して
あげるために、おもちゃを与えてあげましょう!
育児は自発的に楽しむ行為であり、子どもが本来持っている
「人間らしくなりたい」という思いをかなえてあげる行為だと思います。
そのために、子どもは脳や体をフル回転させて、遊ぶのですね。子どもが
元々持っている「遊ぶ力」を引き出してくれるのがおもちゃの力なのです。
寝返りができるようになったら、今度ははいはいができるように、おもちゃを
見せて呼びかけてみましょう。生まれてからずっとそばにいる親に、
「○○ちゃんおいで」と言われたら少しでも前に進みたいですよね。
お母さんのそばに赤いボールを置いてみたり、動きの楽しい音のする
おもちゃを引っ張ってみたりして好奇心を引き出してあげてください。
自立への第1歩は、自我の芽生えです。
「~したい!」という要求を聞いてあげることが、親と子どもの
信頼関係を創っていく過程ですから。
遊びは、子供が自発的に楽しむものですから、大人が「このおもちゃで
あそんでほしい」と思ってもそのおもちゃで遊んでくれないときもあります。
あくまでも、その子のペースで、ゆったりとでも、確実に発達しながら
成長しているということをわかってあげて下さいね。
自発的に遊び、楽しさ、満足感、達成感を体感することによって、それが
生きていく力に繋がるのです。大人が、子どもの遊び時間を保証して
あげることが大切になりますね。
子どもの成長を見守ることは、根気が要ります。待つ姿勢が要ります。
時間のあるときには手作りで簡単なおもちゃを作ってあげたら、親も
自発的な子育てができて楽しめると思います。
お母さん同士で、「こんなおもちゃ作ってみたけど、どう?」と言える
関係が地域にできたら楽しいですね。
第3回「道具を上手に使える力」を読む
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著者:濱田百合子(おもちゃコンサルタント、森のゆうえんち店長) |
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アンパンマンミュージアムで有名な高知県香美市にある、
おもちゃ屋「森のゆうえんち」を店長として運営。
「おもちゃコンサルタント」資格取得後は、幼稚園
へのおもちゃの遊び方の指導など広く活動を行っている。
「子どもの成長のために良いおもちゃと家具を提供したい」
という思いでスタートし、子どもとゆっくり遊べるように創られた店内は、大人もつい、
日ごろの忙しさを忘れてしまいそう。子どもが遊んでいる姿を大人が見守ることが
できるように併設して造られているカフェでは、おもちゃの選び方相談や、時には
子育ての悩み相談まで、濱田さんの人柄に人の和が生まれている。
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