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新連載・日本の幼児教育の現場を歩く

総幼研幼児教育

【連載 第4回】 総合幼児教育研究会のこれから

前回は、総幼研の創設者、秋田光茂氏のインタビューを通して、総幼研の成り立ちを
レポートしました。今回も引き続き秋田氏の話を交えながら、総幼研教育に迫ります。


総幼研教育

家庭での秋田氏は?
総幼研という全国190園余りの組織を創られた秋田氏が、家庭ではどんな子育てをされてきたのか興味がわきました。

今年78歳を迎えられた秋田氏には、2人の息子さんがいます。 若くして脚本家として名を知られ、今は“日本一、若者が集う お寺”として有名な應典院を拠点として、 文化活動にも積極的に取り組まれている秋田光彦氏。 ナーサリー教育で有名な、蓮美幼児学園の理事長、秋田光哉氏。 お二人とも社会的意義のある活動に取り組まれるなど、後継者に悩む企業や団体から羨ましがられる後継者を育てられています。
家庭でも総幼研教育を実践されてきたのですか?と短刀直入に尋ねてみました。
「いやいや、それこそほったらかしで」と相好を崩しました。
それでも何か秘訣があるのではと迫ると、
「いろいろと口出すことはしなかったですが、元々、私自身が読書と音楽が好きで、 それを見て育ったのかな」と先ほどまで熱く語っていたことがウソのように、 まるで他人事のように答えられるシャイな秋田氏でした。

世代交代する総幼研
秋田氏は、2002年に大蓮寺の住職を、秋田光彦氏に譲りました。また、半世紀を勤め上げたパドマ幼稚園の園長職も、近く、光彦氏に譲ることを公言されています。総幼研の舵取りも、 段階的に、次の世代に受け継いでいく考えを取られています。

「ご存知のように、私はもう退いていく身です。教育として古い部分があることも承知していますし、息子の方で、いろいろと考えているようで、新しいことを取り入れつつやってくれると思います。」 隠すことなく率直な人柄そのままに話をされました。
しかし1時間半にわたる取材の間、教育や子育てについて熱い思いを語り続けられた秋田氏、その教育に対する情熱が衰えることはないでしょう。

総幼研教育とは
秋田氏のインタビューを通して、印象的だった言葉があります。
総幼研の教育は決して教えてはいないのですよ。 しかし、実際に園を見学された方のなかには『教えもしないのに、できるわけがないでしょ!』と言われるのですよ。 教えるからだめなんですけれどね(笑)。“三つ子の魂百まで”といいますが、幼児期に『こころ』『あたま』 『からだ』を育てることが、その後の人生で、生きる力になると思います。子どもは、みんな素晴らしい生命力を 持って生まれてくる。その力を引き出しているだけにすぎないのです。」

すべての活動を「あそび」ととらえ、集団のなかで、みんなと一緒に楽しみながら活動することで、 個人差はあれども、いつの間にかできるようになる。そのことを子どもと共に喜び合う。 その考えが、総幼研教育の根底に脈打ち、受け継がれている大きな流れだと感じました。

次回は、最終回。4回のレポートを振り返りつつ、総幼研教育の考えを取り入れた、 家庭で行うことができる幼児教育のコツについてお伝えします。

総幼研教育
過去の記事はこちら

第1回 総合幼児教育研究会とは何か?①
第2回 総合幼児教育研究会とは何か?②
第3回 総合幼児教育研究会の歩み


総幼研のホームページはこちら http://www.soyoken.com/

写真提供:総合幼児教育研究会

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